メンズコスメに注目
「清潔男子」「綺麗男」と呼ばれている男性が増えているようですね。
一昔前になってしまう「草食系男子」とは一線を画した、美容に対しての意識が高いのがそれである。
何でそういう風になって行くのか?背景は何なのか?考えてしまいます。
昭和の高度成長期では男性は仕事で家を空け、女性は家や子供を守るというのが通説で、男性は仕事と酒の付き合いで家庭を顧みないくらいで普通な感覚だった。
要するに美容面なんかを考えている余裕もなければ、そんなのは女の道楽くらいに思っていたでしょう。
ところが平成の世の中では、女性が男性と同等に社会に進出し、子育てや家事も分担し合って夫婦で行うということが定着してきました。
性別の社会や生活の差が無くなって来ると、男らしい、女性らしいと言う定義も薄れてくるのかもしれませんね。
例えば一見離れている様な家電等もそうですが、以前は機能重視でデザインは二の次でした。
今はデザイン性が重視され、家電に対しても男性の美意識が過大になって来たりしています。
子育て、料理等女性のエリアに進出し、色々なものに対しての美意識を持つ余裕も男性に芽生えて来ている事が影響しインテリアやキッチングッズ等まで男性のコレクターも増えています。
美しいものは美しいと言うその感覚が、自分のスキンケアや身だしなみに向いて来るのは必然なのかもしれません。
要するに今まで女性が特に強く思っていた、むだ毛の悩みや美白に至るまで美意識の中から汚くなりたくないと言う観点で同等になって来ているのかもしれません。
公共の場でトイレに行った時にいつまでも鏡で髪の毛をいじっている男性をよく見かけます。
街中のショーウインドーや鏡にもすぐに反応し自分を見ている男性も多いです。
スマップの稲垣吾郎は他のメンバーにもよくいじられていますが、まさにその典型ですよね。
「清潔男子」「綺麗男」はイジメという問題がクローズアップされた時代の子が中心です。
見た目で団体から弾かれるのを目の当たりにしています。そのような事からの防衛本能も影響しているのかもしれません。
社会の中での人間関係に見た目が大きく影響すると言う少し行き過ぎた考えも背景にはあるのかもと考えてしまいます。
「清潔男子」「綺麗男」の極端な事例が「おねぇ」と呼ばれる方々なのかもしれませんし、今言われているのは若い男性が性交渉を汚いと思いしたがらない、女性の方がむしろ積極的と言う逆転現象がある様です。
ここまで来ると少子化が益々加速するのではないかと不安になりますし、本当にこのような「男性コスメ」(メンズコスメ)や「おねぇ」キャラをテレビで持ち上げるのはどうなのかとも思ってしまいますが。
今コスメ業界では間違い無く「清潔男子」「綺麗男」が売り上げを牽引しているものと思われます。
いろんな意味で今後の展開が非常に気になってしまいます。
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