界面活性剤について
界面活性剤とは水分と油分を混ぜ合わすために必要で、合成界面活性剤と植物性界面活性剤に分類されます。
界面活性剤は別名乳化剤とも言います。
ほとんどの化粧品やヘアケア商品のトロンとした乳液状になっている正体は界面活性剤で、品質安定目的の界面活性剤によって、乳液状やクリーム状になっています。口紅、ファンデーション、毛染め液、ヘアマニキュアまでも界面活性剤が含まれています。
界面活性剤が含まれているもの。
シャンプー、リンス、ボディソープ、ハンドソープ、クレンジング、洗顔フォーム、パーマ液、毛染め液、化粧品、歯磨き粉、台所用洗剤、洗濯用洗剤、スタイリング剤、ワックス剤、シェービングムース、他。
上記のように私たちが毎日使っているものには、界面活性剤が含まれています。
特にシャンプーの良し悪しは界面活性剤次第と言われます。
なぜなら、界面活性剤自体が汚れを落とす成分だからです。洗浄力の強弱は、界面活性剤により異なります。
石油系で安くつくられる界面活性剤は、洗浄力が強く、そのために、髪のダメージが強いことからシリコンをいれてキシキシ感をよわめ、指通り良くしてあります。
また、合成界面活性剤には体に有害とされる物もあります。
石油系の合成界面活性剤は200種類以上あります。
シャンプー剤の裏面には、合成界面活性剤と表示されてはいず、以下のような名前で表示されています。
トリエタノールアミン
皮膚から吸収され、皮膚、粘膜、目を刺激する。発がん性の報告がある。
ラウリエーテル硫酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム
石油精製時にできる廃棄物。分子が小さい為に経皮吸収により、皮膚から浸透し血流にのり、脳や心臓、腎臓、肺に蓄積されダイレクトに血液内に発がん物質をおくりこむ。
傷の治療おくらせたり、毛髪の発育障害をおこす等のほか、白内障の原因になったり子供の目に障害をきたします。
ラルリル硫酸塩
急性毒性。亜急性毒性のほか胎児毒性や肝臓、腎臓障害を起こす報告もあります。特に魚毒性があります。脂肪を除くので皮膚が乾燥して荒れます。
ラルリル硫酸トリタノール
皮膚から吸収され、皮膚、粘膜、目を刺激します。発がん性の報告があります。