ノンシリコンシャンプーについて

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ノンシリコンシャンプーについて

1) ノンシリコンシャンプーとは?

 従来のシャンプーにはほとんどシリコンが使われていました。
毛髪のコーティング剤として、使用してました。ところが、シャンプーのすすぎが足りないとシリコンが残ってきます。

 

残ったシリコンが毎回少しずつ重なり髪に付着してくると、パーマ液や、カラーリング液が浸透しにくくなってきます。

 

そこで2012年夏頃から、シリコンが使われていないシャンプーが登場してきました。

 

美容室でもノンシリコンシャンプーに切り替えているところが見受けられるようになりました。パーマやヘアカラーの施術をする美容室では、事前にシャンプーをしますから、ノンシリコンシャンプーで洗髪する方が良いのは、理解できますが、日常家庭で使うシャンプーは、どうでしょうか?
そもそもシリコンは頭髪や頭皮にとって悪い物か良いものなのか検証していきたいと思います。
また、髪や地肌を健康に保つシャンプーとは?どのようなものをいうのでしょうか?

 

 

シリコンとは

シリコーンが正式名称。シリコンはケイ素と酸素を結びつけた、ケイ石を還元して金属ケイ素をつくります。

 

 

これに複雑な化学反応を加えてつくり出したのが、「シリコーン」です。シリコーンは、無機と有機の両方の性質をもつ事が特徴の高機能の合成樹脂です。高熱や低温に強い。紫外線に強い。水をはじく等の特性があります。

 

シャンプーやリンスにおいてはシリコーンオイルとして、使われます。

 

酸化も分解もせず、シリコーン自体化学変化はしないので、害は低いと言えます。シャンプーにいれて、コーティング剤としてつかうと、枝毛をくっつけて、シャンプーしても剥がれにくくツヤを維持し易くなります。

 

また、リンスなどに含むと、皮膜形成して、滑らかな指ざわりになります。

 

シャンプーはノンシリコンを使いリンスはシリコーン入りを使っているのも、特性を知ると、納得します。

 

成分表示としては

ジメチコン
アモジメチコン
シクロメチコン
○○○シロキサン

などと表記されています。

 

シリコーンは特性上、シャンプーやリンス以外にも私達の日常生活の中で色々な物に利用されています。
自動車、家電用品、化粧品、スポーツウェア、住宅、美容では、ヌーブラや豊胸、最近では省燃費タイヤ。
又カラフルなキッチン用品も沢山あります。

 

シリコーンの特性として、まとめてみると、次の様なものがあげられます。

 

    ・ 耐熱性に優れている(耐熱性)
    ・ 安全性に優れている(科学的安定性)
    ・ 撥水性
    ・ 柔らかいので成形しやすい
    ・ 柔らかいので傷つきにくい
    ・ 着色が自由に出来る
    ・ 耐候性
    ・ 電気絶縁性
    ・ 耐寒性
    ・ 離型性
    ・ 温度依存性が小さい